
中央線小渕沢駅、馴染みのない方に説明すると、東京から出発すると山梨県の長野県境の町だ。この駅の最大の特徴は「小海線」乗換駅で、特急列車がかなりの本数が止まる事である。向こうから新宿行きのスーパーあずさがやって来ましたが、その向こうの2線が小海線の線路。
この町を出発して甲斐大泉や清里を通り、野辺山で日本最高標高駅1,345mを通過し、海ノ口(小淵沢海ノ口で小海線)から佐久平まで走る2〜3両の可愛いいディーゼル列車だ。景色が良いこと、清里などの観光地を通ること、結構人気が高く「乗り鉄」としては主に仕事がらみだが10回以上乗車をしている。

そしてもう一つの特徴が「日本一の駅そば」が存在することでもある。日本一と評したのは僕と、駅そば特集の雑誌のアンケート結果だけなのですが。その駅そば中央線ホームから消えてました。どのような事情かは分かりませんが、駅舎が建て替わり、その二階に立ち食い蕎麦屋が一軒あり、そこに統合したのでしょうか。写真はその駅中蕎麦「冷やしかき揚げ蕎麦」であります。
確かに390円也でこれはこれで美味い方かもしれませんが、ホームにあった頃の駅そばとは、まるで別物。寒い時期のかけ蕎麦、汁が甘く香り高く美味しく、蕎麦はダラダラなど全くせずキリリとしていたな.....。と、今昔、懐古もののお話です。
駅に送られた時に、新宿方面の特急列車がちょうど行ってしまい、1時間何処かで時間を潰さないといけない。駅前のこれまた美味かった蕎麦屋を探し、さらに1〜2時間をよく潰したスナックを探したものの、全て閉じていた。駅舎が建て替わりタクシーの数も少し増えたように見えたが、駅前商店街は見る限り全てシャッターを固く閉ざしている。駅員に聞いてみても開いている店は駅前には無いという。上諏訪や茅野駅はまだ商店や飲食店が多く、まだいい方で、地方の中規模な市区町村は、かなり疲弊しているように見える.......