5500トンの風景 (駒沢配水場)
2005年 09月 17日
世田谷の砧緑地へ行く途中偶然発見した。ベンチに腰掛けてスケッチブックを持ち、何やら写生に勤しんでいる人がいる。スケッチブックの目の前を「ふっと」見上げたら、「びっくり」。大きな樹木の向こうに、巨大なドームが2基建っていて、二つの建物間を綺麗なブリッジが渡っている。遠目だが、年代物の優雅な凝った建物なのだ。
「駒沢配水場」というらしい、そして5500トンもの容積を有する水槽が整然と建つ。あまりに巨大で28ミリレンズでも到底写しきれない。大正13年の美しい建築作品だ。
駒沢給水所 配水塔
所在地:東京都世田谷区弦巻
竣 工:大正13年3月
設 計:中島鋭治
大正時代の初め頃、豊多摩郡渋谷町の町営水道が設立され、多摩川から原水を得る浄水場(現在の砧下浄水場)と共に駒沢給水所の建設が計画された。建設中に関東大震災があったが堅牢な設計のため被害は軽く、大正13年3月に竣工した。二基の配水塔は互いに融通でき、合わせて5500立方mもの容量がある。
昭和7年10月に東京市に引き継がれ、昭和60年「近代水道百選」に選ばれ、現在も世田谷区と目黒区の一部に配水し続けている。
「駒沢配水場」というらしい、そして5500トンもの容積を有する水槽が整然と建つ。あまりに巨大で28ミリレンズでも到底写しきれない。大正13年の美しい建築作品だ。
駒沢給水所 配水塔
所在地:東京都世田谷区弦巻
竣 工:大正13年3月
設 計:中島鋭治
大正時代の初め頃、豊多摩郡渋谷町の町営水道が設立され、多摩川から原水を得る浄水場(現在の砧下浄水場)と共に駒沢給水所の建設が計画された。建設中に関東大震災があったが堅牢な設計のため被害は軽く、大正13年3月に竣工した。二基の配水塔は互いに融通でき、合わせて5500立方mもの容量がある。
昭和7年10月に東京市に引き継がれ、昭和60年「近代水道百選」に選ばれ、現在も世田谷区と目黒区の一部に配水し続けている。
by shinmemo0417
| 2005-09-17 00:01
| watching
|
Trackback
|
Comments(1)