The Garden Book
2008年 03月 28日
「バルセロナパビリオン」建築家ミース・ファン・デル・ローエの作です。水平な屋根、床からその屋根まで達するガラスの開口部、1929年に出来たモダン建築の代表作です。博覧会のドイツ・パビリオン、そこで提案された庭は、大理石に囲まれた浅い池、構造体は極力消されています。水平線を断ち切るように彫像が一つ置かれています。ミニマルアートと呼べる庭は、程よい緊張感と微妙なバランスで成り立っています。
この「バルセロナパビリオン」も含め500の庭をまとめた本があります。ガーデンブックと題された、ちょっといい本です。コンパクトな辞書ほどの大きさです。この本では世界でもっとも影響力のある造園家、デザイナー、パトロン、庭園所有者など500人を選りすぐり紹介しています。時代は中世から現代までとさまざま、地域も同様、そしてごく個人的な庭から宮殿の庭園までいろいろです。世界の造園家に大きな影響を与えた日本の庭がいくつか登場します。
僕はこの本をパラパラめくっていると、シンドイ仕事からかなりリフレッシュできます。おすすめです。
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j-garden-hirasato at 2008-03-30 20:49
こういう空間も庭になるんでしょうか。
庭というよりアートの空間だと思います。
大理石の緑と外の黄緑は、
意図的な配置でしょうか。
庭というよりアートの空間だと思います。
大理石の緑と外の黄緑は、
意図的な配置でしょうか。
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shinmemo0417 at 2008-03-31 21:45
by shinmemo0417
| 2008-03-28 00:43
| wood&garden
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Comments(2)