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観光旅館 グランドホテルの終焉か?

この写真は、諏訪湖のほとりにある観光旅館のエントランスの風景。次々に観光バスが入ってきて、一般客が歩いて宿屋に行けないほどの密集度です。結構珍しい光景だと眺めていました。世界の精工舎が去り、諏訪を含めた南信観光も衰えは隠せません。日本の観光産業は、一人当たりの消費単価が落ち続け、シャッター通りが雨後の竹の子のように増え続けています。

さて観光旅館は全国津々浦々あるでしょう。ヨーロッパ的にはグランドホテルというようなカテゴリーで作られた観光旅館。昭和時代は会社単位の団体旅行、農協などが代表される団体旅行などで賑わっていたのですが、マイカーによる個人旅行などに旅行形態が変化し、近年は大変苦戦しています。

観光旅館 グランドホテルの終焉か?_e0049318_00012867.jpg
いま、このバスによる観光旅行は中国で沢山見かけます。西安に行ったとき、唐時代の博物館にも兵馬俑でも、百数十台!の観光バスと遭遇し、旗を持ったガイドに揃いのキャップをかぶった団体旅行を見かけました。まさに昭和30年代から40年代の日本と同じです。

時代は繰り返すけど、日本では既に終わった団体旅行を、ASEANや中国からドンドン受け入れれば良い。今の日本は本当の意味で「世界的観光地」で生きていったらいいんだと本気で思う。産業の空洞化なんて言いたい奴に言わせておけば良い。京都も金沢もある、湯布院もある、北海道もあり富士山もある。それに少しシャイだけど親切で安全な国民が待っている。世界に誇れる「飲める水道水」がある。

そんな意味で、世界中から羨まれる自然環境の保全、安全性の確保、文化遺産の保護に全力をかけるといい。そのためにもしっかりと福島の原発の後始末をし、脱原発を宣言し、世界一安全な国を取り戻してほしい。日本の生き残りのキーワードは「観光」だと思うけど、皆さんはいかが?

Commented by j-garden-hirasato at 2014-07-05 06:56
自分が社会人になったころは、
まだまだ団体旅行が全盛でしたが、
次第に職場の旅行も淋しい状況に。
ほとんどの部署で職場旅行がなくなってしまいました。
アンケートを取ると
「行かない」と回答する若者の増加が原因です。
確かに、
プライベートの時間まで職場の人間といたくない、
という気持ちも分かりますが…。
コミュニケーションの取り方も、
世代間でずいぶん違いが出てきました。
Commented by shinmemo0417 at 2014-07-05 08:52
庭園さん
仕事場での世代間の乖離
何となく、伝わってきます
僕は旅行など企画すると
直前まで嫌がっていた若い連中が
行けば行ったで、盛り上がる光景をよく見てます
あまり遠慮せずに、強制参加させた方が良いのじゃないですか
by shinmemo0417 | 2014-06-30 21:35 | Travel&Railway | Trackback | Comments(2)

風に吹かれてふらりふらり.......気ままに行き着く先は? shinの備忘録


by shinmemo0417
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