本か映画か
2005年 12月 06日
ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」である。中世の修道院を舞台にした重厚なミステリー。上巻を読み出したところだ。もう10年くらい前だったか映画では観た。大変面白くビデオになっても借りて観たと思う。
ただ映画の「薔薇の名前」は、原作に比べかなり重要な部分を「はしょっている」、あるいは原作は映画に比べはるかに面白いと、それなら原作を....が読み始めの理由。毎夜少しづつ読み、完読はこの正月休みの予定。楽しみ、楽しみ。
映画の方は好きな俳優ショーン・コネリーが主役。ジャン=ジャック・アノー監督だった。映画はゆうに2時間を超えただろう、...がちっとも長く感ぜず夢中で見たことを覚えている。
ショーン・コネリーが007を脱却して、渋い演技を披露。その後の俳優人生の結節点の映画だったようだ。映画が先で原作が後という典型的なパターンになる。このパターンがわりあいと多いかもしれない。原作を感動と共に読了した後、映画でがっかりすることが何回もあったからだ。
by shinmemo0417
| 2005-12-06 12:37
| music&book
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