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JCC900

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杭打ち機が倒れ民家直撃....恐ろしい事件のあと、この写真ですから物騒ですが、あくまで技術的なお話し。
渋谷の文化会館跡地の再開発現場(東急・大成JV)に最近設置された巨大タワークレーンJCC900型です。建設現場では国内最大級のクレーンの一つで、都庁やランドマークで活躍した同一型です。商売柄か、こういう建設重機が結構好きで興味津々なのであります。
この900という数字、旧知の東急建設小室所長から聞けました。45mの高さに20tの重量物を運ぶ能力のことだそうで、900は積の数字です。今は使わなくなりましたが車の性能でトルクの単位がkg/mがあります。3000回転の時20kg/mもあるとトルクが強いだのどうのと言って発進時の加速の目安にしたものです。この20kgがここでは20,000kgで45mですか900,000kg/mであり、20台の乗用車をひとくくりにして45mの高さに放り投げる能力がある、とてつもない力持ちなのです。おまけに操作部(空中に見える箱)は8畳くらいあるそうですから、上空のプラットフォームでも30坪ぐらいありそうです。
このクレーン、セルフクライム(ビルド)といって高層ビルと同時に屋上まで自分で登っていきます。そしてクレーンを解体するときには、このクレーンの一回り下のJC400クレーン(40mの10t)が解体して運び、そのJC400より小さいのが更に400を解体するといった手順になります。一見、土と埃の建設現場ですが高い技術の裏打ちがあって進行してます。
Commented by kass at 2009-10-16 22:03 x
私、実は「工場萌え」でクレーンが大好きであります。好きなだけで、全く知識はありません。
国内最大級を我が目で見たいものですが、都内に行く予定がないもので…

Commented by shinmemo0417 at 2009-10-16 22:43
kassさん、クレーンはどこか男気をそそりますよね
現代の建設現場ではこのタワークレーンは獅子奮迅の大活躍で、休む暇なしなのだそうです。こいつ一本にスケジュールの全てがかかっているのかもしれません。2012年竣工の34階の新文化会館、どんな風になるのでしょうか
Commented by go-shiyo at 2009-10-17 07:53 x
男を二分すると、このようなモノに興味を示すヤツと、そうでないヤツに分けられると思います。しかし、近年特に興味を示さないヤツが増大している気がします。
我らが子供の頃は、工事現場のまわりは男たちのくろだかりだった記憶があります。
クレーンのセルフクライムは、台座を積んだトラックに遭遇したので追跡しました。残念!終わったあとでした。解体は会社を休んで見に行ったのですが、情報が間違っていて前日に終わっていました。
Commented by shinmemo0417 at 2009-10-17 17:45
クレーンを見上げているのは僕等「元少年」達ばかりですね怪人さん。巨大重機が実はかなり細かい事の積み上げで出来ていて、現場の苦労が想像できるだけに、余計面白いのです。上空200mにセルフクライムしていくのです、楽しみです。
by shinmemo0417 | 2009-10-16 12:15 | architecture | Trackback | Comments(4)

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