峨眉山 圣水禅院
2010年 06月 03日
報国寺から車で山道をとばして30分ほど、圣水禅院に着きました。登山客も少なくかなりな秘境とみました。今日は特別な計らいでこの尼寺の精進料理の昼食を頂けることになりました。 ここはもう山中、山門からして急な階段を登っていきます。 講堂前の伽藍中央には巨石がそのまま残されています。年代は報国寺などよりはかなり古いように見えます。 いよいよ本堂、午後のお経が始まっています。女性特有の優しい唱和が聞こえてきます。かなりな数の尼さんがいそうです。 山門脇の食堂に通されました。さあ、これからこの地方でも有名な精進料理の始まりです。先に座った中国チームの若い呉さん、すでに顔がほころんでいます。中央茶色の入れ物に温かい御飯(ふっくら炊きあがった長粒米)が入っています。野菜料理が中心ですが、大豆などでこしらえた肉(のようなもの)によって調理された料理など、その数20皿あまりがここから始まりました。結果、香り・味・食感どれも微妙で素晴らしい料理でした。中華料理といっても本当に様々、やはりこの国は複雑です。
ところで食後のお茶に別室に招かれ、お聖人さんからいろいろお話をお聞きしたり歓談する時間が持てました。さらにお土産の数珠と仏様のペンダントまで一人一人に頂けました。ところが、帰り際とてつもなくおかしな事が起こったのです。家族にも数珠を欲しいと、呉さんが(図々しい)お願いをした時、お聖人さん、静かに微笑まれながら「いいですよ...」と、そして次の瞬間、法衣の中をゴソゴソすること数十秒、何と携帯電話を取り出し、「あと2個数珠を.....」てなことをおっしゃった訳です。中国で三本指にはいる高名な尼さんのお聖人さんと携帯電話.....いやぁ笑いを堪えるのが精一杯、これもまた中国です。
ところで食後のお茶に別室に招かれ、お聖人さんからいろいろお話をお聞きしたり歓談する時間が持てました。さらにお土産の数珠と仏様のペンダントまで一人一人に頂けました。ところが、帰り際とてつもなくおかしな事が起こったのです。家族にも数珠を欲しいと、呉さんが(図々しい)お願いをした時、お聖人さん、静かに微笑まれながら「いいですよ...」と、そして次の瞬間、法衣の中をゴソゴソすること数十秒、何と携帯電話を取り出し、「あと2個数珠を.....」てなことをおっしゃった訳です。中国で三本指にはいる高名な尼さんのお聖人さんと携帯電話.....いやぁ笑いを堪えるのが精一杯、これもまた中国です。
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j-garden-hirasato at 2010-06-06 11:04
かなり山奥のようですが、
立派な寺院があるんですね。
ここも世界遺産に登録されているんですか。
いまでこそ、
簡単に行くことができますが、
創建当時は…。
そう考えるだけで、
圧倒されますね。
立派な寺院があるんですね。
ここも世界遺産に登録されているんですか。
いまでこそ、
簡単に行くことができますが、
創建当時は…。
そう考えるだけで、
圧倒されますね。
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shinmemo0417 at 2010-06-06 23:31
かなりメインを外れた山奥だと思いますよ庭園さん
勿論ここも峨眉山の文化遺産の大事な一翼だと思います
創建は唐代、1600年代に今の形になったようです
一般に日本にはあまり知られていませんが、文化大革命で宗教が一切否定され、仏教にとって大変厳しい時代を経ています
世界遺産はそれを乗り越えたった一部に過ぎません
勿論ここも峨眉山の文化遺産の大事な一翼だと思います
創建は唐代、1600年代に今の形になったようです
一般に日本にはあまり知られていませんが、文化大革命で宗教が一切否定され、仏教にとって大変厳しい時代を経ています
世界遺産はそれを乗り越えたった一部に過ぎません
by shinmemo0417
| 2010-06-03 00:01
| China
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